児島競艇場の予想ポイントは？水面特徴やレース傾向から徹底攻略

児島競艇場は瀬戸内海の一角を区切った、風光名媚なボートレース場です。

冬場を除けば風の影響をほとんど受けませんが、潮位の変化によってレース傾向は大きく変化します。

よって防波堤の色で潮位を読む必要があり、舟券作戦も柔軟に変えていかなければなりません。

本記事では、児島競艇場の予想ポイントを水面特徴やレース傾向から解説します。

 

児島競艇場の水面とコースの特徴は？

引用：ボートレース児島１６＃-水面特性-

児島競艇場（ボートレース児島）の水質は海水です。

潮位の干満差が発生するので、1日の中で水面の状況は大きく変化します。

例えば、満潮時は波のうねりの影響を受けづらいインコースが有利で、干潮時はアウトコースからのまくりが決まるレースが増える傾向が多いです。

そして児島競艇場のコース特徴は2つあります。

1つ目はピットと第2ターンマークの距離が101ｍとやや短い形状をしていること。2つ目は6コースに相当する場所に堤防が出っ張っていることです。

これら2つの特徴を要因として、児島競艇場は枠なり進入のレースが多く、6コースから進入する艇は回り込むようにスタートしなければならないのです。

 

児島競艇場の予想ポイントは？入着率データからレース傾向を分析【季節別】

児島競艇場（ボートレース児島）は風の影響こそありませんが、潮位によってレース傾向は大きく変わります。

より確実な舟券作戦を立てるためにも、季節別の特徴を把握しておきましょう。

*参考：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト｜ボートレース場データ

 

春季のコース別入着率からみる予想ポイント（3〜5月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	60.5	16.1	8.7	4.3	5.1	5.0
2	13.1	25.5	18.9	15.1	14.7	12.5
3	10.7	20.0	21.4	17.0	17.8	12.7
4	8.4	20.2	21.8	17.7	17.1	14.5
5	6.0	11.7	17.2	24.6	23.4	16.9
6	2.0	7.6	13.2	22.1	22.3	32.5

児島競艇の春季は、インコースが圧倒的に有利な時期です。

実際に1コースの勝率は60％を超えています。

一方で2～3着率は混戦で、2～4コースのいずれも20％前後の数字を残しています。

よって向かい風が3メートル以上吹いているときは、アウトコースの選手が好成績を収める傾向にあると言えるでしょう。

 

夏季のコース別入着率からみる予想ポイント（6〜8月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	58.0	17.3	8.6	7.3	5.0	3.6
2	13.1	21.3	21.1	15.9	17.6	10.7
3	14.0	19.6	19.8	16.7	17.6	12.0
4	8.3	19.5	19.0	21.9	16.1	15.1
5	5.2	15.1	19.0	19.0	21.5	19.8
6	1.8	8.4	13.9	20.8	21.8	32.9

 

秋季のコース別入着率からみる予想ポイント（9〜11月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	54.5	19.3	8.7	8.1	4.0	5.2
2	16.3	22.6	17.5	17.5	13.6	12.2
3	11.1	19.1	20.8	17.1	16.3	15.3
4	10.5	19.2	22.3	16.7	18.8	12.2
5	6.9	13.3	19.6	23.4	19.6	16.8
6	1.7	7.8	12.3	18.2	27.5	32.2

児島競艇の秋季は風や潮位の変化が著しいので、この地に慣れていない選手が苦戦する時期です。

季節が進むにつれて追い風が吹く傾向にあり、特に追い風が3メートル以上になると1コースの勝率が下がる傾向が見られます。

秋季は潮位の変化に対応できる地元出身の選手や、スタートの安定感に定評がある実力者を軸に予想すると良いでしょう。

 

冬季のコース別入着率からみる予想ポイント（12〜2月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	46.4	21.6	10.0	10.0	6.6	5.0
2	17.2	22.2	17.7	17.0	14.7	10.9
3	14.2	18.8	20.9	16.9	16.0	12.8
4	13.1	19.6	20.3	19.3	16.0	11.3
5	8.2	13.5	17.1	20.1	23.2	17.7
6	2.4	6.1	15.8	18.8	24.0	32.7

児島競艇の冬季は1コースの勝率が46.4％と最も低いため、1年の中で最も予想が難しい時期と言えるでしょう。

他の競艇場であれば、水温が低い冬季はモーターの回転率が上がるのでインコースが有利なのですが、児島競艇にはその傾向が当てはまりません。

その要因として考えられるのは、冬季に吹く追い風です。特に追い風が3メートル以上吹く中でのレースでは、ターンが流れることで1コースは苦戦を強いられます。

1月にモーター交換の時期を迎えるという点も、1コースの勝率を下げている一因と考えられます。

この時期はレース前の周回展示で、スムーズにターンができている選手を狙うのが良いでしょう。

 

児島競艇場を得意とする選手を2名紹介

児島競艇場（ボートレース児島）は岡山支部選手の地元水面です。

岡山支部には、特に児島競艇場を得意とするレーサーがいます。

今回はその中でも『田口節子選手』と『茅原悠紀選手』の2人をピックアップして紹介します。

 

 

【全国24場制覇を達成した女子トップレーサー】田口節子選手

児島競艇場に強い選手の1人目は田口節子（たぐちせつこ）選手です。

田口選手は岡山県岡山市出身の1981年1月14日生まれ。2023年1月現在でA1級に所属しており、2021年には女子レーサーとして初めて全国24場制覇を達成した選手です。

1コースのみならず2コースから進入するレースでも好成績が目立ち、2022年の大みそかに行われたクイーンズクライマックスでも2コースから差しを決めて大会連覇を達成したスター選手です。

 

【異次元のターン技術を持つ男】茅原悠紀選手

児島競艇場に強い選手の2人目にご紹介するのは茅原悠紀（かやはらゆうき）選手です。

1987年7月11日生まれの海野選手は岡山県出身で、2023年1月現在はA1級に所属。

2014年には年末の第29回グランプリで、6コースの進入から見事な差しを決めてSG初優勝を果たしました。

茅原選手のストロングポイントはターンの技術。ハンドルをできるだけ操作せずにターンすることで、速度を保ったまま旋回するスキルは『異次元』と称されるほどです。

 

児島競艇場のライブ中継やリプレイの確認方法

児島競艇場（ボートレース児島）のライブ中継やリプレイは『公式サイト：BOAT RACE BB』で確認できます。

 

児島競艇場の所在地は？アクセス方法を紹介【車・電車・バス】

児島競艇場（ボートレース児島）の所在地は、〒711-8567 岡山県倉敷市児島元浜町6−3です。

 

瀬戸内海の美しい景色の中でレースを楽しもう！

児島競艇場は瀬戸内海の景色を味わいながらレースを楽しめるボートレース場です。

レース実況を担当する椛島健一アナウンサーの声色にもとりこになる人も多いはず。

また施設内には、レース以外に楽しめるポイントも盛りだくさん。「キッズルーム」やアスレチックが設置されている「ガァ～コランド」もあり、家族連れにもうれしいポイントが充実しています。

スタンド1階には「ガァ〜コの部屋」というインフォメーションセンターも完備。グッズを購入できるだけでなく、施設の案内や出走表の見方、舟券の購入方法まで丁寧にスタッフさんが教えてくれます。

瀬戸内海の美しい景色を眺めながら、1日中楽しめるアトラクションが満載の児島競艇場へあなたもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？